『RICOH THETA Z1』発表、1.0型センサー搭載で高精細な7K写真を実現

『RICOH THETA』シリーズで、360度カメラを展開するRICOHは、2019年2月25日、フラグシップモデルである『RICOH THETA Z1』を発表しました。1.0型CMOSセンサーを搭載し、高精細な7K相当の写真撮影ができるモデルとなっています。

1.0型CMOSイメージセンサー搭載、高解像度化＆暗所での撮影性能が大幅アップ

RICOH THETA Z1は、シリーズで初めて1.0型裏面照射型CMOSイメージセンサーを搭載したフラグシップモデルです。SONYやニコンのミラーレスカメラで採用されるような大型のセンサーを搭載しながら、RICOH独自の3回屈曲構造技術を用いることで内部構造を最適化、コンパクトなボディサイズに抑えています。

大型センサーを搭載したことで、静止画で7K（6720 × 3360）の高精細な撮影ができ、また夜景や薄暗い室内での撮影でも優れたノイズ低減性能を発揮できます。そのほか、新開発レンズユニット採用により、ゴースト・フレア・フリンジを抑制したり、絞り機構を搭載することで解像感の向上を実現しています。

ちなみに、2018年に発売された『Insta360 ONE X』は、2/3型センサーを採用しているため、面積比で言えば倍の面積があるセンサーを採用しているということになります。

有機EL表示パネル搭載で撮影モードやバッテリー残量を確認可能に

RICOH THETA Z1は、THETAシリーズで初めて有機EL表示パネルを搭載しました。これまではスマホと接続して情報を確認する必要がありましたが、表示パネルが搭載されたことで、本体側で電池残量・撮影可能枚数・撮影モードなどを確認可能になりました。

そのほか、THETA Vと同じく4chのマイクを搭載し水平方向だけでなく上下をあわせた6方向を含めた全方位記録できるマイク、シリーズで初めてUSB-C端子を採用しているなど、フラグシップにふさわしい性能となっています。

THETA Vと同様にAndroidベースのOSを採用、プラグインでカスタマイズ可能

OSには2017年に発売されたTHETA Vと同様に、AndroidをベースとしたカスタムOSを採用しています。THETA Vと同様、リコー公式のプラグインのほか、世界中の開発者が開発したプラグインを導入することができます。

価格は126,900円（税込）、2019年３月下旬発売予定

RICOH THETA Z1は公式ストアにて126,900円（税込）で2019年３月下旬に発売予定です。