VRを使うeスポーツの種目とイベント

昨今日本でもジワジワと市場が拡大し始めているeスポーツ業界ですが、そのeスポーツ界でもVRを使って競う種目や、イベント・大会も増えてきているようです。まだまだ課題はあるようですが、今後ますますeスポーツ市場やeスポーツへのベット市場と共にこのVR市場が拡大していくのが楽しみですね。

VRを利用するeスポーツ・イベントを見ていきましょう。

Echo Arena / エコーアリーナ

エコーアリーナは、先にリリースされていたLone Echo / ローンエコーから派生した宇宙を舞台にしたマルチ対戦ゲーム。ローンエコーもエコーアリーナも無重力状態のアリーナの中で障害物を避けながら動くところは同様ですが、ローンエコーがシングルプレイモードでミッションをクリアしていくゲームなのに対し、エコーアリーナはフリスビーを相手ゴールに投げ合い、そのスコアを競うゲームとなっています。
VR eスポーツトーナメントの基礎を築くことにもなったこのゲームは、2017年にリリース後、ドイツのESLをスポンサーとして同年に大会も始まっています。

Echo Combat /  エコーコンバット

エコーコンバットもエコーアリーナ同様にエコーアリーナ・ローンエコーからの派生型ゲーム。無重力状態で障害物を避ける元々の機能はそのままに、レーザータグのような武器を用いての戦いをするのがエコーコンバットです。このゲームは試合の際に異なるマップを利用したり、武器や装備を選べたりするところがeスポーツらしい種目。ただし、あくまで無重力状態でその装備を駆使することになるので、他のeスポーツコンバット系種目の武器の使い方とはまた異なるところも面白いところです。

Onward / オンワード

カウンターストライクやCall of Dutyのようなミリタリー系シューテイングゲームが好きな人は、間違いなくVR eスポーツの中でも好きな種目になるであろうオンワード。同系統のFPSですが、VRの中で1番忠実なリアルさを表現しているので、よりサバゲーに近い感覚でプレイできるゲーム。武器や装備も豊富でカスタマイズも可能です。マップは少し小さめなようですが、その分時間もタイトで緊張感は抜群。VRリーグ主催のイベントも開催されています。

今後VR eスポーツが発展していくためには欠かせない種目となることは間違いなさそうです。

Space Junkies / スペースジャンキーズ

アリーナシューティングゲームのスペースジャンキーズは、ジェットパックとレーザーソードを使ってアリーナ内で対戦をするゲーム。Ubisoft社が開発し、独自ネットワークを介してPCVRとPSVRのプレイヤーを直接繋いでマッチメイクをするゲームですが、まだ正式な場での直接対決はないとのこと。また、ユーザーのためにサーバーは開いたままですが、Ubisoftによるサポートは2019年の8月で終了してしまったので、今後ESLのイベントで公式な種目として出てくるかは現時点では不明。ただ、VRマスターリーグではイベントやマッチは行われているので、eスポーツとして続けたい人はまだプレイは可能です。

Pistol Whip / ピストルウィップ

ピストルウィップは2019年11月にリリースされたばかりのゲーム。これまで紹介した上記のゲームとはまたひと味違う、シューティングリズムゲーム。音楽に合わせて出てくる敵を銃で倒しながら進んでいく形式です。リリースされてからまだ半年も立たない2020年の3月には、すでにVRリーグでコンテストも始まっていた期待のゲーム。トーナメントも前述の形式とは異なり、決められた音楽でスコアを競うタイプです。
今後さらに人気が高まり、公式なオフライン大会などにも種目が設けられそうな期待のゲームです。

イベント:VR専門のeスポーツ大会 VRリーグ

VRリーグは2017年にOculusとIntelをスポンサーとして発足したVReスポーツの専門リーグで、世界一のeスポーツ企業ESLによって運営されています。これまでに3回大会が行われていて、シーズンごとに賞金総額は大きくなっていっていることから、市場の広がりがわかります。

昨年2019年に行われた第3シーズンでは上記の種目からピストルウィップを除いた4つのタイトルが競われています。2020年の開催は不明ですが、今後益々大きくなっていくことが予想されます。

まとめ

eスポーツ市場でも拡大するVRの普及、今後の展開がまた楽しみな業界でもありますね。VRでプレイや対戦のできるゲームももちろん増え、種目も増加していくでしょう。VR好きには興味深い業界、今後の動向に注目しましょう!

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