新型iPad Pro発表。CPU8コア・GPU7コアのA12X Bionic搭載、AR機能もパワフルに動くモンスタータブレット

Appleは2018年10月30日、ニューヨークで開催したイベントで新型のiPad Proを発表しました。

デザインを一新、ベゼル縮小&厚さは最薄部5.9mmのスリムボディ

新型のiPad Proは、デザインが一新し指紋認証がなくなった代わりにFaceIDを採用、そのため画面領域が広がりました。

また、丸みを帯びた本体から角張ったデザインへ。それにより最薄部5.9mmのスリムボディとなりました。

CPU8コア・GPU7コアのA12X Bionic搭載

チップはiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XRに搭載されているA12 Bionicを強化した、A12X Bionicを搭載しています。Appleのタブレットとしては初めての7nmプロセスのチップであり、A12 Bionicと同様に強力なニューラルエンジンを搭載し、CPUは8コア、GPUは7コアにパワーアップしています。Appleによれば、シングルコア性能では30%、マルチコア性能では90%増のパワーアップを遂げており、ノートPCの90%よりも強力な性能で、ゲームでは最新のコンソール機であるXbox One Sクラスのグラフィック性能を発揮するとのことです。

正直なところタブレットに求める性能に対して過剰なほどの高性能さで、いずれA12Xを搭載したMacbookが出るのではないか…と邪推してしまいます。

ソフトウェアではフルバージョンのPhotoshopが動作し、デモでは100レイヤー以上のレイヤーを持つ大容量のファイルをサクサクと操作できることをアピールしていました。

ARKit2対応、強力なAR機能をデモンストレーション

iPad ProはARKit2に対応しており、A12X Bionicの性能を生かしたデモンストレーションが行われていました。Photoshopデモで紹介した先の大容量のファイルを、レイヤーごとの層にわけて立体化し、アニメーションなどを加えてAR表示できるというデモを紹介していました。

 

新型Apple Pencil登場、マグネットで吸着&無線充電

新型iPadに合わせたアクセサリーとして、Smart Keyboard Folio、そして新型Apple Pencilが発表されました。タップなどのジェスチャー入力に対応し、iPad Proにマグネットで吸着&iPad Proから無線充電できるようになりました。

発売は11月7日、すでに予約受付中

発売日は2018年11月7日(水)で、Appleのオンラインストアではすでに予約を受けてつけています。価格は、11インチモデルが89,800円(税別)から、12.9インチモデルが111,800円(税別)からとなっています。

2017年の10.5インチモデルも併売しており、こちらは69,800円(税別)となっています。

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