Google『ARCore Depth API』のデモを公開。ソファーを認識して積もるARの雪や現実空間にペイントするデモを紹介

Google『ARCore Depth API』のデモを公開。ソファーを認識して積もるARの雪や現実空間にペイントするデモを紹介

2019年12月9日、GoogleはGoogle Developers Blogにて、 Androidなどに提供しているARCoreの新機能『Depth API』のデモを公開しました。Depth APIの特徴は、深度アルゴリズムを使用して、単一のカメラから深度マップを作成でき、現実のオブジェクトとARのオブジェクトを合成することができるものです。デモではソファーを認識して積もるARの雪や、現実の木にペイントするデモを紹介しています。

カメラ1つから深度データを作成可能

出典:developers.googleblog.com

ARCoreは、Googleが開発したARフレームワークで、主にAndroid向けARアプリ開発に活用することができます。2017年のリリースより機能がアップデートされてきており、直近では2019年の頭に環境HDRが実装されています。環境HDRは、現実世界の照明をARオブジェクトとシーンに反映することで、より現実的な反射、影、照明で没入感を高める機能です。

今回新しく紹介された『Depth API』は、カメラの動きから深度を測定し、深度マップを作成するというものです。現在スマートフォンでは複眼のカメラがトレンドとなっていますが、『Depth API』はカメラ1つで深度マップの作成ができるという優れものです。

ARオブジェクトが現実のソファーに回り込むデモや現実空間にペイントするデモを紹介

公式ブログでは多数のデモが紹介されており、深度マップを使った回り込みや、現実空間とARオブジェクトを融合させた遊びのデモが紹介されています。

深度マップを使った回り込みデモ

出典:developers.googleblog.com

深度マップを活用し、ソファーの裏にCGの猫が回り込んでいるデモでは、形が不定形で、素材も起毛タイプのソファーの裏に自然な形でCGの猫が回り込んでいる様子がわかります。環境HDRにより、猫の影も自然で(ソファーの影を比較するとよりわかりやすい)没入感を高めています。

深度マップに合わせてテクスチャーを貼り付けるデモ

出典:developers.googleblog.com

また、遊べるデモとして紹介されているのが、ARのロボットと食べ物を投げ合うもの。ロボットがソファーの影に隠れる様子だけでなく、投げたドーナッツが床にぶつかって砕けたり、ソファーにぶつかったクリームの後がソファーに残る様子が見られ、深度マップに合わせてテクスチャーを貼り付けることができるということがわかります。

そのほか公式twitterでは久々の更新をし、ARで雪を積もらせるデモを公開しています。

Googleは、Depth APIのこれらの機能を生かすことで、没入感が高くなるほか、現実のオブジェクトの影に隠れる・現実の空間にペイントすると言った新しいインタラクティブな体験を生み出すことができるとしています。

AR Coreを使用したアプリはPixel4やXperia 1などAndroidスマホで利用可能

AR Coreを使用したアプリは、Pixel4を初め、Pixel 3, Pixel 3 XL Pixel 3a, Pixel 3a XLと言ったPixelシリーズ、 Xperia 1をはじめとしたXperiaシリーズ、HuaweiのP20、P30など、多くのAndroidスマートフォンで利用可能です。

iOS向けアプリでは、iPhone 6S以降のiPhoneシリーズ、iPod Touch、iPadで利用可能です。

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