Magic Leap 1がドコモより6月19日に日本国内向けに発売。価格は24万9000円

株式会社NTTドコモは、MRヘッドセット『Magic Leap 1(マジックリープワン)』を6月19日に日本国内向けに販売開始することを発表しました。ドコモオンラインショップで販売され、6月9日(火曜)より予約受付を開始しています。販売価格は24万9000円(税抜)で、Lightwear、Lightpack、Control、Charger x2、Shoulder Strap、Fit kitがセットになっています。

Magic Leap 1とは

Magic Leap 1(マジックリープワン)は、米国Magic Leap社が開発する、物理世界とデジタル世界を1つに融合する軽量なMRヘッドセットです。本体はグラス部分である『Lightwear』と演算部分やバッテリーを搭載した『Lightpack』に分かれており、重たい演算部分を分けることでグラスの軽量化を実現しています。グラス部分の『Lightwear』には、9つの空間認識センサーがついており、これにより空間を認識し、デジタルのオブジェクトを机の上に置いたり、ソファーの裏に回り込ませるといったMixed Reality(MR、複合現実)を実現しています。

ドコモから発売された経緯

本体の開発段階で、Googleなどから巨額の出資を集めたことから注目され、2018年には『Magic Leap One Creators Edition』を販売開始していました。

一方で、先の『Creators Edition』の販売不振や世界経済の影響で、2020年には大規模なレイオフや事業売価区の噂もありましたが、2020年5月に追加、また新たな資金調達に成功しレイオフを回避するなど、その歩みは常に順風満帆だったわけではありませんでした。

2019年4月にドコモはMagic Leap社に対し、2.8億ドルを出資し、資本・業務提携を結んでおり国内発売が期待されていました。その後、全国の100以上のドコモショップで『Magic Leap One』のデモ展示が行われるなどしてきましたが、今回ついに実現した形です。

購入はドコモオンラインショップから、予約も受付中

Magic Leap 1は、ドコモオンラインショップで販売され、6月9日(火曜)より予約受付を開始しています。販売価格は24万9000円(税抜)で、本体部分であるLightwear、Lightpackと、Control、充電Charger x2、Shoulder Strap、Fit kitがセットになっています。本体は瞳孔間距離に合わせた2サイズがあり、事前に自身の瞳孔間距離を確認した上で購入することをおすすめします。

また、本体はその形状から眼鏡との併用が難しいものとなっており、コンタクトの着用をするか、『Magic Leap 1 度付きインサートレンズ』を別途購入する必要があります。度付きインサートレンズは、アイジャパン株式会社が29,000円(税別)で発売、特設サイトで予約を受付中です。ただし販売は7月以降と、本体の発売とはずれるため予め注意が必要です。

ドコモオンラインショップでは、本体以外にもキャリングケースやPCとの接続ケーブルといった周辺機器も販売を予定しており、これらは7月以降の販売が予定されています。

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