次世代のPSVR(PSVR2)はワイヤレスに。SIEの特許情報が公開

2019年3月14日、PS4およびPSVRを開発・販売するSony Interactive Entertainment(ソニーインタラクティブエンターテイメント:SIE)の特許情報が公開されました。特許内容は、 PS4をはじめとしたハードウェアとPSVRを通信環境によって動的に無線接続するというもので、次世代のPSVR(PSVR2)はワイヤレス接続を実現する可能性があるかもしれません。

5GHz帯から60GHz帯の周波数帯を動的に切り替える特許

60GHz帯の通信を行う様子

今回出願された特許内容は、通信環境に応じて5GHzから60GHzの周波数帯を動的に切り替えるというものです。遮蔽物が少ない場合はより高速な通信が可能な60GHzの通信を行い、遮蔽物がある場合、5GHzに切り替えて通信を行うとしています。また、これらの通信の切り替えは、より早くできることが望ましいとしており、VRヘッドマウントディスプレイ(VRHMD)の使用状況に応じて、体験を損なうことなく動的に通信を切り替えるようにするとしています。

PSVRにカメラを搭載か

画像の44番がカメラ部としている

今回の特許の中では、通信環境だけでなく、PlayStationカメラや、PSVR本体につけられたカメラの情報から環境を判断し、通信を切り替えるという内容も含まれています。特許内に例示された画像や資料には、PSVRにカメラが4つついている図が掲載されています。

VRHMDに関する各種センサの図。カメラ部が存在

また、5GHzの通信を行なっている例として、リビング以外の場所にPSVRを持っていてることを示唆する図が掲載されています。

5GHz帯通信を行う図。壁の向こう側に移動しているように見える

こうした情報から、PSVR2では、本体にカメラを搭載しており、リビング以外の場所でも利用できる可能性があります。今回の特許ではインサイドアウトのトラッキング方式についての情報はないものの、例えば映画などのコンテンツをベットルームで視聴するといったことができる可能性は考えられます。

ワイヤレス化が進むVRHMD

VRヘッドマウントディスプレイ(VRHMD)は、昨年発売された『Oculus Go』『HTC VIVE Focus』や、2019年に発売される『Oculus Quest』など、ワイヤレス化が進んできています。
これまでの PSVRは、PCVRがライバルであり、PCVRに手がでないもののカジュアルにVRを楽しみたいという層を中心にユーザーを増やしてきていました。そこへ『Oculus Quest』といったよりカジュアルに楽しめるVRHMDがでてくることによって、将来これまで獲得してきたユーザーを失う可能性もあり得ます。また、PC向けのVRにおいても、無線の規格の問題はあるものの、ワイヤレス化の技術はすでにでてきており、PCと違い販売サイクルの長いPSVRにおいて、次世代でワイヤレス化を検討することは十分に考えられます。

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ヘッドマウントディスプレイ、制御方法及びプログラム

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