2019年3月28日(木)、人気ソーシャルVR『VR Chat(VRチャット)』が、『Oculus Quest(オキュラスクエスト)』に対応することを発表しました。VR Chatは、PC向けのVRとしてリリースされ、その自由度の高さから2018年3月には総プレイヤー数が300万人を突破するほどの高い人気を集めています。
リリースから5年を迎える人気ソーシャルVRがOculus Questに
VR Chatは、2019年1月に5周年を迎えた人気のソーシャルVRプラットフォームです。アバターだけでなく、ワールドやオブジェクトを自由にクリエイトすることができ、その自由度の高さから高い人気を集めています。
VR Chatに広がる世界は、まさに漫画や映画の中のVRの世界といったもので、映画『レディ・プレイヤー1』の世界や、2009年のアニメ映画『サマーウォーズ』の世界に最も近いプラットフォームでしょう。
Oculus Quest版は2019年春にリリース
2018年12月にはOculus Rift向けにOculusストアでもリリースされ、また開発者がOculus Questについて関心を寄せるコメントをしているなど、これまでにもOculus Quest版の開発の動きがあるのでは無いかという噂はありました。
今回発表されたのは、2019年春に、Oculus Quest版がリリースされるということで、それ以上の詳細は明かされていません。
最大の懸念点は要求スペック
VR Chatはその自由度の反面、グラフィックボードを搭載したPCでも負荷が大きくフレームレートを確保するのが厳しいなど、スペックに対しての要求大きいアプリケーションです。
そのため、PCよりもはるかにスペックの落ちるOculus Questにおいて、VR Chatがどのような解決策をとるかということです。
Oculus Questの発売日が近づくにつれて、今後情報が明らかになっていくと思われ、スペック面での問題をどのように解決するのかが注目されます。