『Insta360 One』や『Insta360 One X』、プロ向けの『Insta360 Pro』など360度カメラを開発・販売するInsta360が、「11K VR」撮影が可能なプロ向けの360度カメラ『Insta360 Titan』を発表しました。
11Kの動画撮影のほか、10Kの3D動画撮影も可能
Insta360 Titanは、一体型VRカメラで使用できるサイズでは最大のマイクロフォーサーズセンサーを8基の備えており、これにより高輝度、高解像度の11K 360度の動画撮影を実現しています。
高い解像度で撮影しているため、4倍に拡大しても美しく、『Insta360 One X』のように一部をトリミングして使うこともできます。
また、3D撮影では10Kの解像度を実現しており、3D撮影においても他の360度カメラの追随を許さないレベルの解像度を実現しています。
リアルタイムスティッチング撮影では4K 3D/2D解像度に対応しており、ライブ映像などは4K解像度で配信することができます。
HDR、スタビライゼーション対応
Insta360 Titanは、8K 3D/2Dの解像度で撮影できるHDR撮影モードや、『Insta360 One X』にも搭載されていた高品質なスタビライゼーション『FlowState 手ブレ補正』にも対応しています。
またマイクロフォーサーズセンサーを搭載するため、これまでの360度カメラと比べて暗所での撮影にも強く、ノイズが少ない撮影ができるとしています。
価格は188万円で予約受付中、4月より順次出荷
本体価格は188万円(税込)で、公式サイトで予約受付中です。予約を受け付けた方に向けて、2019年4月より順次出荷予定です。
一般ユーザーには買えない価格であるものの、2019年後半にはInsta360 Titanで撮影された高品質・高解像度のVRコンテンツが増加するという形で間接的に恩恵を受けられるかもしれません。
すでに発売されている『Oculus Go』に加えて、2019年には『Oculus Quest』も発売され、360度 VRコンテンツを視聴できる環境が整いつつあります。Oculus Goはハードとして高い解像度を持っているものの、その高い解像度を生かし切る高い解像度のコンテンツがまだまだ多くありません。
今後も撮影機材の進歩により、VRを楽しめる環境が整うことに期待ですね。