2019年3月19日、Oculusブログにて、VRリズムゲーム『Beat Saber(ビートセイバー)』が『Oculus Quest(オキュラスクエスト)』のローンチタイトルとしてリリースされることが発表されました。Beat Saberは2018年のリリース以来人気を集め、インディーズゲームながら100万ダウンロードを達成した人気のVRリズムゲームです。
Oculus Questの発売と同時にリリース
今回のリリースで最も驚きなのは、Oculus Questのローンチタイトルに名を連ねるということです。Oculus Questの発売は2019年春を予定しており、小規模ながら、ゲームスタジオながらPSVR版のリリースやPC版のアップデート行いつつ、準備が進めて来たということです。
Facebook(Oculus)は、Oculus QuestのライバルをNintendo Switchとしているように、Oculus Questをゲームコンソールとして位置付けています。過去を見てもゲームコンソールの発売のスタートダッシュを決めるのは、発売と同時にキラーコンテンツをどれだけ投入できるかでした。
Beat SaberというVRでもトップレベルの人気を集めるコンテンツを発売と同時にリリースできることはOculus Questのリリースにおいて大きな追い風となります。
Oculus Quest版の最大の特徴はケーブルレス
今回のリリースに関して、Beat Saberを開発するBeat Gamesのマーケティング責任者Michaela Dvorak氏はOculusブログにコメントを寄せています。
「Oculus QuestでBeat Saberをプレイすると、文字通り任意の動きをすることができる」と語っており、Oculus Questの特徴でもあるケーブルに全く気をつける必要がないという感覚は貴重だとしています。
また、Oculus QuestのBeat Saberはまったく新しいレベルの経験で、「ビジュアルは絶対に魅力的に見える」「ゲームプレイは滑らかで洗練されている」「そしてトラッキングは素晴らしい」と、すでにOculus Quest版に最適化できていることを語っています。
Beat Saberのeスポーツ化への足がかりとなるか
そのほか、Michaela Dvorak氏はOculus Questが全てを変えるVRヘッドマウントディスプレイになるとしており、ケーブルレス・スタンドアローンというOculus Questの特徴はVRがより生活に入ってくるものとなるとしています。
また、Beat Saberは『人気』『ダンス的な魅せるプレイ』『エクササイズ』というeスポーツにうってつけとも言える魅力を持っています。
ケーブルレス・スタンドアローンというOculus Questを利用することで、より自由な動きが取れるようになることや、どこにでも持ち運べるということから、eスポーツ化を進める上で大きな追い風となります。
今後の Beat Saberの動きにも注目したいところです。