Facebook傘下の『Oculus』から発表された『Oculus Quest』。Oculus初の6Dofを備えたスタンドアローンVRヘッドセットで、399ドルからという衝撃の価格も相まって、早くも多くのテックメディアから注目を集めています。
きになるのは、スタンドアローンVRとしてどれほどの性能を備えているかということ。スペックについては詳細が公表されていなかったのですが、ザッカーバーグCEOは、「まるでRiftのような体験」だと発表で語っていました。
Snapdragon 835を搭載
Oculusは、米Gizmodoの取材に対してOculus Questには『Snapdragon 835』を搭載すると答えたそうです。
性能としては、Oculus Goに搭載されている『Snapdragon 821』よりも大幅に上がっているのですが、PCのハイエンドのグラフィック性能とは彼我の力量差です。
片目1600×1440とVive Pro級の解像度
Oculus Questは、片目1600×1440の解像度を備えています。Oculus Riftは片目1080×1200だったため、かなりのスペックアップをしています。ハイエンドVRトップクラスである、Vive Proでも片目1440×1600であるため、解像度の高さがものすごいことになっていることがわかります。
ちなみに、今年のモデルであるOculus Goでも片目1280×1440です。ハイエンドVRと比べても高い解像度であるOculus Goをプレイした感想としては、VRにありがちな「ピクセル間の網目が見える感覚」がほとんどなく、奥行き感を自然に感じられるものでした。
ポイントは解像度とソフトウェアのチューニング
チップの性能は、正直そこまで高いものではありません。しかし、高い解像度を備えることで、「網目が見える感覚」がおさえられることは間違い無いでしょう。解像度が高いことのメリットには、より自然に見えるため、酔いにくくなるメリットもあります。
また、Oculusはソフトウェアのチューニング力にすぐれており、Oculus Goでは低いスペックのチップ、ポリゴン描写ながら、 Drop Deadのようにリアリティを感じられるソフトもありました。
Oculus Go で一番!?面白いゾンビゲーム「Drop Dead」
今後、スペックなどの詳細情報も明らかになると思いますが、カタログスペックだけでなく実際に体験することで、Oculus Questの本領を感じられるのでは無いでしょうか。