画像共有サイトimgurに、プロトタイプのVRヘッドセットの画像が掲載され、ゲームプラットフォーム『Steam』を運営する『Valve社』の名前が基盤に刻まれていたことから、話題になっています。
流出した写真には『Valve』の文字
流出した写真で一番の注目ポイントは、基盤部分に『Valve社』のロゴがプリントされていたことです。『Valve社』は現在 VRヘッドセットを出しておらず、代わりにHTCと提携をし、2016年に『HTC Vive』をリリースしています。
海外のVRメディア、UPLOAD VRが独自の情報源から『Valve社』に確認したところ、実際に『Valve社』が開発している試作機であることがわかったとのこと。
視野角135°でVive Pro並の解像度を搭載
UPLOAD VRによれば、『Valve社』の開発中の試作機であること以外にも、『視野角135度』『Vive Proの解像度を持つ』という情報を得たとのことです。これが本当であれば、ハイエンドVRトップクラスの高い解像度を有し、視野角においてはHTC Vive Proの110度を大きく上回るということになります。
コントローラーは『Knuckles』か
流出したヘッドセットの後頭部に触れる部分の素材が、すでに公開されている開発中の『Valve社』製のコントローラー『Knuckles』の素材と酷似しています。このことから、コントローラーは『Knuckles』を使うのではないかと推測されていました。
UPLOAD VRによれば、『Knucklesコントローラーは、『Valve社』のFPSゲーム『ハーフライフ3』とともに、バンドルされる予定であるとのことです。
リリースは2019年以降か
流出した写真に写り込んでいるPCの時計から、撮影された時期は2018年8月と推測でき、現時点でさらに開発が進んでいる可能性があります。また、リリースされるとすれば、早くても2019年以降とみられています。
このヘッドセットがリリースされば、『Oculus社』が開発している『Oculus Riftの次世代機』のライバルとなりえます。
2016年に『Oculus Rift』、『HTC Vive』が発売されてから2年、目まぐるしく進化しているVR市場で、ハイエンドVR次世代機のコンソール戦争は、すでに水面下で始まっているのかもしれません。
ソース:UPLOAD VR