ジャパンディスプレイが『高精細VRヘッドマウントディスプレイ』を開発、当面は国内企業の開発者へ販売

ジャパンディスプレイが『高精細VRヘッドマウントディスプレイ』を開発、当面は国内企業の開発者へ販売

2018年11月27日、株式会社ジャパンディスプレイが『高精細VRヘッドマウントディスプレイ』を開発し、国内企業の開発者向けに販売を開始すると発表しました。

ジャパンディスプレイとは

株式会社ジャパンディスプレイは、ソニー・東芝・日立のディスプレイ部門が統合され、3社のディスプレイ技術を結集して誕生した会社です。ディスプレイを設計・販売するディスプレイに特化した企業だけあり、スマホ向けの小型液晶で高いシェアを誇っていました。特に、高価格、高精細なスペックが要求されるスマホで採用されてきた実績があります。

そしてジャパンディスプレイの強みである、高精細の液晶ディスプレイの技術を生かしVR専用の液晶ディスプレイの開発にも乗り出し、製造・販売も行なっていました。

高精細VRヘッドマウントディスプレイ

出典:www.j-display.com

 

今回初めて自社オリジナルのヘッドマウントディスプレイとして発表されたのが『VR専用高精細液晶ディスプレイ(型名: VRM-100)』です。特徴は、その技術を生かし『2880 × RGB × 1600(615ppi)』と、VRヘッドマウントディスプレイトップクラスの性能の液晶を採用していること。

ジャパンディスプレイは、現在ヘッドマウントディスプレイは、高性能なディスプレイを採用し、各種センサーやコントローラを搭載したゲーム向けハイエンド製品と、価格を抑えたもののディスプレイ性能などを犠牲にした製品に2極化しているため、ゲーム用途でない高画質VRコンテンツを体験するにもハイエンド製品を必要とする課題があったとしています。そこでジャパンディスプレイは、精細度などディスプレイ品質に特化したVRHMDを開発し、販売を開始たとのことです。

出典:www.j-display.com

本体とHMDは分解可能な作りとなっており、メンテナンスがしやすくなっているとのこと。また、映像の出力にはVR対応の高性能PCが必要です。

予約開始日は12月3日(月)を予定しており、製品は12月中旬以降発送予定です。

VRM-100製品概要

ディスプレイ VR専用高精細液晶ディスプレイ
解像度 2880 × RGB × 1600(615ppi)
リフレッシュレート 80 Hz (60 Hz) 自動切り替え
PC側接続インターフェース HDMI及びUSB3.0接続
センサー ジャイロ及び地磁気センサー搭載(3-DOF)
音声 ステレオサウンド出力端子
重量 336g (ケーブル含まず)
外形寸法 175 × 98 × 116mm
PC推奨環境
OS:
Windows 10
GPU:
NVIDIA GeForce GTX1060以上

AMD Radeon RX580以上

開発環境 Unity用OpenVRのドライバを提供予定
製品構成 VRモニターユニット、専用ケーブル、VRゴーグル
備考 本製品はPC接続型製品です。
日本国内の企業様のみへの販売です。

公式サイトはこちら

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