PlayStation 5か?ソニーCEO吉田憲一郎氏、次世代機の存在が必要であると認める

PlayStation 5か?ソニーCEO吉田憲一郎氏、次世代機の存在が必要であると認める

フィナンシャルタイムズ紙のインタビューの中で、ソニーの吉田賢一郎社長は「今のところ、次世代のハードウェアを用意する必要がある」と、次世代機の存在が必要であると認めました。

PlayStation 5?具体的な内容には触れず

「PS4のサイクルは終わりに近づいている」 出典:www.jp.playstation.com

吉田氏はPlayStation 5であると具体的な内容については触れていないものの、PS4のサイクルは終わりに近づいており、それを踏まえた上で次世代機の用意をする必要があると語っています。

ライバルのマイクロソフトはすでに次世代機を認めている

ソニーの家庭用ゲーム市場における主なライバルであるマイクロソフト社は、2018年6月のE3 2018で、エンジニアがXbox One Xコンソールの次世代後継製品に取り組んでいることを認めていました。また、ベゼスタなどの大手のゲーム開発サードパーティーは、現在のPS4およびXbox Oneコンソールではなく、次世代の大ヒットゲームに取り組んでいると発表していました。

一方で時代はクラウド配信に

一方で、インターネットの発達により、ゲームのクラウド配信が徐々に広がりつつあります。クラウド配信であれば、サーバー側でゲームの処理をするため、ゲーム機のスペックは必要がなく、また特定のハードウェアに依存する必要性も低くなります。

例えば、すでにソニーが提供しているPlayStationNowや、Microsoftが最近発表したProject xCloud、またGoogleは、ゲームのトリプルエータイトルをChrome上で無料で遊べる「Project Stream」を発表しており、2018年10月5日から、アサシンクリードシリーズの最新作『Assassin’s Creed Odyssey』が一部ユーザーで先行配信されています。

業界の噂では、PS5と次のXboxの両方でアーキテクチャの大幅な変更は行われないが、ソニーとマイクロソフトはさまざまなタイプのプレーヤーに複数のハードウェアソリューションを提供することを示唆しています。最近の特許は、ソニーがPS5の後方互換性を検討している可能性を示唆しています。

ソニーとしては、PS4のサイクルをギリギリまで手放したくない

とはいえ、PS4は全世界で8000万台を売り上げており、世界で最も売り上げているゲーム機で、いまでも継続して毎月売り上げを伸ばしています。

サイクルの終わりが近いということは、逆に言えば市場が成熟してきており、魅力的なPS4タイトルがストックされていっていること、最近大ヒットしている『スパイダーマン』をはじめとした、PS4の性能を引き出す完成度の高いタイトルがリリースされている時期でもあります。

次世代機でVRの性能は深まるのか

ソニーはVRに関する特許を立て続けに取得しており、実際に採用されるかどうかは別としても、VRの研究を続けていることがわかります。

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PS5は据え置きではなくモバイル端末になるという噂もあり、どのような形でVRを生かしてくるのかが楽しみでもあります。

発売時期は2019年後半〜2020年か

大手ゲームメディア編集者のJason Schreier氏は、複数のゲーム開発パブリッシャーの話として、PlayStationの次世代機は2020年ごろのリリースと予想しています。

そのほかアナリストの予想では、2019年〜2020年との予想が多くなっています。ソニー自身も、先の決算発表では中長期計画で2020年かけてゲーム事業は一度沈み込むとしています。おそらくこれは次世代機への移行を想定しているものと考えられ(過去のコンソールの切り替え時期でも同様に売り上げが落ち込んでいる)、2020年から遅くても2021年にはリリースされるのではないのでしょうか。

 

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