米Facebook社が展開するPC向けハイエンドVRヘッドマウントディスプレイ(VRHMD)、『Oculus Rift』の定価が45,000円に引き下げられました。
今までの価格より5,000円の引き下げ
『Oculus Rift』は、2016年にコンシューマー版を約9万円で販売開始しました。『Oculus Touch』コントローラーを同梱するなど製品の改善や、度重なる低下の引き下げを繰り返し、2017年の10月には定価50,000円にまで価格をさげ、価格が抑えられたことにより多くの人がVRに入りやすくなりました。
今回の低下の引き下げにより、ついに発売当初の価格の半額となりました。発売された当初は、PCとOculus Riftを合わせて30万円近い予算が必要でしたが、PCのハードの進歩や対象グラフィックボードの選択肢の増加もあり、PCとOculus Riftを合わせても15万程度でハイエンドVRの環境が整えられるようになりました。
値下げの陰には新型ハードの計画が関係か
米メディアによれば、2019年後半にOculus Riftの解像度の向上、内部トラッキングセンサーを採用した『Oculus Rift S』が登場する予定であるとしています。
現在外部にトラッキングセンサーを必要としているOculus Riftですが、2019年春に発売を予定している『Oculus Quest』のようなインサイドアウト方式のトラッキングを採用することで、VR環境の準備が容易になることが考えられます。
Facebookは視線追跡や可変焦点、広視野角を採用した次世代HMD『Half Dome』も開発していますが、実際の製品として市場に投入されるのはいつなのか、まだ判明していません。
2019年4月30日にはFacebookのイベント、F8を予定しており、何らかの情報が発表される可能性があります。
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